カーコーティングの豆知識

SUSの自動車整備・車検整備は、スタッフが、責任を持って対応させていただいております。一つ一つ手作業でおこないますので、細かい部分にも目が届き、繊細な技術で丁寧に仕上げております。こうした作業ができるのは、やはりスタッフ全員が自動車が心から好きで、情熱を持って対応しているからだと思っております。

今日はカーコーティングの知識をご紹介したいと思います。 

カーコーティングとは、車の塗装の上に油脂や樹脂やガラスなどの成分でコート(覆う)することです。塗装されたそのままの状態では、傷や汚れが付着しやすい上に、紫外線によって塗装が劣化する恐れがあります。カーコーティングで作られる被膜が外部からのダメージを代わりに受けることで、車の塗装をキレイな状態に保つことができます。

カーコーティングには大きく分けて、以下の4種類に分類されます。それぞれ成分や特徴が異なるため、カーコーティングをする前に読んでみてくださいね。

油脂系コーティング

油脂系コーティングとは、従来型のワックスのことで、価格も安い上に初心者でも簡単にできるのが魅力です。しかし、あくまでもツヤ出しを目的としているため、傷や汚れを防ぐ効果は低いと言えます。また、耐久性が低く雨で流れ落ちてしまうので、約1か月ごとに塗り直す必要があります。ワックスを塗り続けることで返って染みやムラが目立つことも多く、ワックスをキレイに落とす作業が必要になることがあるので注意が必要です。

樹脂系コーティング

樹脂系コーティングとは、シリコンやフッ素、テフロンといったポリマー(有機化合物)が原料です。樹脂系のコーティングは、定着する際に分子が結合する化学反応によって、車体の塗装の上に強い被膜が作られます。その被膜がススや油などの汚れ、傷から塗装を守る効果が期待できます。細かい傷を埋めて光沢を出すことができるので、ピカピカの車体になるのが魅力です。ポリマー系コーティングをすると汚れが付着しにくくなるため、簡単な洗車だけで十分なメンテナンスになります。ただし、油脂系コーティングよりも耐久性は高いものの、洗車や雨、紫外線などの要因で効果が持続するのは約3ヵ月とやや短いです。

ガラス系コーティング

ガラス系コーティングとは、ガラス成分が一部含まれているタイプのコーティングです。ガラス成分は耐久性に優れており、被膜の劣化や傷を防ぐ効果が期待できます。油脂系や樹脂系よりもツヤや光沢が自然な上に、効果がおよそ6ヵ月持続するのは大きなメリットとなります。ガラス系は市販のコーティング剤を購入すれば、自分でも施工することができます。ただし、ガラス成分が「一部」というだけあって、製品によっては含有力が少なく、思うような効果が得られない場合もあります。樹脂系コーティング剤の中に含まれるガラス成分がごく微量でも「ガラス系」と称されるケースもあるため、コーティング剤を選ぶ際は含有量をしっかりと確認が必要です。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、ポリシラザンなどのガラス成分を主体とたコーティングで、塗装表面から剥がれづらい高密度のガラス皮膜を作れるのが最大の特徴です。カーコーティングの中でも最高の強度を持つため、施行を専門業者に依頼すると車の大きさによっても異なりますが、数万円以上~10数万と費用が高額になります。しかし、さまざまなダメージからしっかりと愛車を守ってくれるので、金額に見合った価値はあると言えます。

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